一期一会 ~和歌山市 M.J様~
施設に入居されていたM様ですが、おしゃれで美意識が高くいつも綺麗にされていたそうです。
施設スタッフの皆様に愛されていて、すごく可愛げのある人で、受け答えもかわいくボソッと「ありがとう」と言ってくれたそうです。
お気に入りのパジャマの上に白のお着物をお着せして、お化粧をし口紅をつけ髪を整え、ピンクのお棺へとご納棺です。ピンクのお棺は可愛く、よくお似合いでした。
いつも綺麗にされていたのでお化粧や口紅の色は気に入っていただけたかな(* ´艸`)
お棺の中にはM様愛用のコートと櫛を入れました。
M様はご納棺後に和歌山市営斎場の霊安室預りでした。
ご出棺当日には施設の方々がお越しになり、施設様からのお供えのお花をお棺のなかに入れていただきました。
M様のお顔の周りはお花でいっぱいに華やかになりました。喜ばれているお顔が想像できます。
出棺花束をお棺のうえにのせ炉へ出発です。
施設の方が炉の点火ボタンを押してくださいました。ボタンを押すのは辛い役目ではございますが、身寄りがないM様にとって最後に家族のように接していただける施設スタッフの方がいてお幸せだったと感じました。
生まれてから死ぬまで人生いろいろ、人それぞれ山あり谷ありあるかと思いますが、わたしたちと出逢う人の最後は幸せだなと感じていただけるように接したいと思います。
M様、お疲れ様でした。施設の皆様方お世話になりました。ありがとうございました。