1周忌のお墓参りとお寺様とのお話

先日、以前勤めていた会社からお付き合いをしていましたM様のお父さまの1周忌でしたので、本町にある「善称寺」様にお墓参りに行ってきました。
善称寺様には合葬墓「縁」というお墓があります。ひとつのお墓の場所をみんなで共有する合同墓の形です。
納骨する際は法要付にするのかお墓に小さい名前のプレートを付けるのかで費用が変わります。
お墓の場所がわからなかったので、善称寺様に確認をするために受付に行きました。すると僧侶の森嶋様が対応してくださりました。
丁寧にお墓のところまで案内をしていただき、M様のお父様のお墓にお参りをしました。
お墓参りを済ませてから僧侶の森嶋様と仏教や法要などについてお話をしました。
お話のなかで法名や戒名は亡くなってからいただくのが一般的になっていますが、本来は生前に法名や戒名を頂戴するほうが良いのですよね?などのお話になり、森嶋様に教えていただきました。

そこで浄土真宗には「帰敬式」という儀式がありました。

「帰敬式」とは簡単にいうと浄土真宗や真宗大谷派においてお釈迦様の弟子になる儀式です。


自分が生きているときにあの世での名前を知ることができるのはすごく良いことだと思います。「帰敬式」は龍谷山 本願寺(西本願寺)で行われています。
法名に希望する文字を入れて欲しいと相談することも可能だそうです。

浄土真宗はなにかと気軽にできそうに感じる宗旨ですよね。

お葬式の仕事を長年していますが、「法名や戒名を亡くなってから付けても意味があるのかな?」と思っていました。できれば生きているときに名前を知れれば楽しいし、もしかするとその名前があることで悩んだり辛くなった時に心の糧になるかもしれない。
お葬式の時に法名や戒名をつけていただくことが一般的でしょうが、亡くなった後に名前を付けていただいても、どうしてその名前を付けたかの理由も話してくれないお寺様もあります。生きているときだと理由を聞くことができます。
お葬式がある時にしかお寺様や仏教と関わることがないのかもしれませんので、誰かが亡くなったときにはお寺様やわたしたち葬儀会社が、しっかりとお葬式の流れの中にある一つ一つの意味合いをしっかりとご遺族やご家族にお話をしていかなければいけないのではないかと強く感じます。

まだまだ勉強不足なところが多々ありますが、今回のようにお寺様と気軽にお話をすることで、知らなかったことを知ることが出来るので、またお客様への提案や説明も前よりももっと伝えることができます。それを広げていくことで、仏教離れやお葬式の形骸化も少しは防いでいけるのではないかと考えます。
気軽に話せるお寺様はそう多くはないのでお気をつけくださいm(__)m

浄土真宗を宗旨に持つ方にはぜひおすすめの「帰敬式」です(^_-)-☆

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