これまで、なんとなく後回しにしてきたことが、ふと現実として目の前に現れる瞬間があります。

それは、年齢を重ねたときかもしれません。病気や入院、施設の話が出たときかもしれません。
あるいは、身近な人の死を経験したときかもしれません。

「自分に何かあったら、どうなるのだろう」
「この先のことを、誰に、どこまで頼れるのだろう」

そう考え始めたものの、何から考えればいいのか分からず、具体的な答えも見つからないまま、時間だけが過ぎていく。

終身サポートという言葉を知り、気になって調べてはみたものの、「結局、何をしてくれるものなのか」「自分に必要な話なのか」
そこがはっきりしないままの方も多いのではないでしょうか。

このページでは、終身サポートを何かを決めるためのものとしてではなく、これから先のことを整理するための考え方として、
分かりやすくお伝えします。

終身サポートとはなにか?

終身サポートとは、ひとつのサービスや契約の名前ではありません。

これから先の人生と、その先に起こることを、生きている今のうちから、一つの流れとして整理しておく考え方です。

多くの方が、「お葬式のこと」「亡くなった後の手続きのこと」を別々に考えがちですが、実際にはそれらは切り離せるものではありません。

さらに言えば、誰に何を任せるのか、どこまでを自分で決めておきたいのか、その判断は、人それぞれ違います。

終身サポートは、「すべてを誰かに任せる」ためのものではなく、自分で決めたいことと、支えが必要なことを整理するための考え方です。

なぜ、多くの人が不安に感じるのか

終身サポートについて調べている方の多くは、これまで特別な不安を抱えて生きてきたわけではありません。

仕事をし、家庭を持ち、その時々の生活をこなしていく中で、「最期のこと」まで深く考えなくても、日常は成り立っていたはずです。

しかし近年、それまで当たり前とされてきた前提が、少しずつ成り立たなくなってきました。

離婚率の上昇、核家族化、子どもとの関係が希薄になること。家族がいても、「何かあったときにすべてを任せられる」と言い切れない状況が増えています。

これまでは、お葬式のことも、亡くなった後のことも、「身内が何とかしてくれるもの」と、暗黙の了解のように考えられてきました。

けれど今は、その前提に無理が生じています。何も決まっていないまま、葬儀社や、普段ほとんど関わりのない親戚に判断が委ねられてしまう。

その結果、すべてが終わったあとに、「これでよかったのだろうか」「本人はどう思っていたのだろうか」という後悔や迷いが、静かに残ってしまう。そうした場面を、私たちは現場で何度も見てきました。

だからこそ今、これからの時代は「すべてを誰かに任せる」のではなく、自分の意思を、元気なうちに整理しておくという考え方が必要とされています。

終身サポートで整理できること

終身サポートは、何かを一括で任せる仕組みではありません。これから先に起こりうることを、いくつかの視点に分けて整理していく考え方です。

生きている間に整理できること

・自分の考えや価値観
・大切にしたいこと
・誰に、どこまでを任せたいか

すべてを決める必要はありません。ただ、「自分の意思がある」ということを言葉にしておくことで、周囲の判断は大きく変わります。

もしもの時に必要になること

・判断が必要になる場面
・連絡や対応の整理
・周囲が迷わず動ける状態

突然の出来事の中では、冷静な判断が難しくなることも少なくありません。

亡くなった後に残ること

・必ず発生する手続き
・誰かが担わなければならない現実的なこと

何も決まっていない場合、その負担は、想像以上に重くなります。

終身サポートに関するよくある誤解

高額な契約が前提なのでは?」

終身サポートは、何かを一度に決めたり、必ず契約を結ぶことを前提としたものではありません。

「身寄りがない人だけのもの?」

家族がいても、誰がどこまでを担うのかが整理されていなければ、不安は残ります。

「すべてを任せきりにするサービス?」

終身サポートは、自分の意思を手放すためのものではありません。

「今すぐ決めなければならない?」

多くの方が、「まだ先のことだけれど、不安がある」という段階で相談されています。

RESTARTが大切にしていること

RESTARTでは、終身サポートを「決めてもらうためのサービス」だとは考えていません。
これまで多くの現場に立ち会う中で、私たちが感じてきたことがあります。それは、何か大きな問題が起きるというよりも、すべてが終わったあとに、「これでよかったのだろうか」という後悔や迷いが静かに残ってしまうという現実です。

本人の考えや希望が、事前に十分に整理されていない場合、周囲はその時々で最善だと思う判断をします。それでも後になって、「本当はどうしたかったのか」「違う選択肢もあったのではないか」そう感じてしまう場面を、私たちは何度も見てきました。

だからRESTARTでは、いきなり何かを決めることよりも、「自分は何を大切にしたいのか」「どこまでを自分で決めておきたいのか」を、静かに整理していくことを大切にしています。

RESTARTは、その人の思いが、あとから後悔として残らないように、考えや希望を整理する立場として関わっています。

次の一歩について

終身サポートは、何かを急いで決めるためのものではありません。ただ、何も整理されていない状態のままでは、いざという時に
判断を他人に委ねるしかなくなってしまいます。
「まだ先のこと」「今すぐ決める話ではない」そう感じている今だからこそ、一度、全体像を知り、考えるきっかけを持つことに
意味があるのではないでしょうか。
終身サポートの具体的な流れや、相談の進め方については、別ページで詳しくご案内しています。

終活や終身サポートについて、もう少し整理された説明を読みたい方へ。