和歌山市・阪南市|施設から最期のお別れを―火葬式で心を込めたあたたかい見送り

施設からのご依頼でK様のご葬儀を承りました。

K様は入院先の病院でご逝去されましたが、施設に一時お戻りになり、入居されていたお部屋でゆっくりとご安置の時間を過ごされました。K様の「自宅」はこの施設だったのだと思います。

K様にはお嬢様と弟様がいらっしゃいました。TVがお好きで、お笑いや歌番組をよく観ておられたそうです。カロリーメイトもお好きだったようで、施設スタッフの皆さまともとても良好な関係を築かれていたと伺っています。

ご逝去後は、お気に入りのパジャマにお着替えをして、施設スタッフの方がお化粧を施してくださいました。花束もお供えいただき、ご安置中はお布団の上に大切にお飾りしました。

この施設では、病院でお亡くなりになっても、一度入居されていたお部屋にお戻りいただくことができます。そして施設内でのお別れの場が設けられるため、ご家族も安心して見送ることができます。また、長年お世話をされてきたスタッフの方々にとっても、最期を見届けることができる貴重な時間となっています。

K様のお別れの日、スタッフの皆様が代わる代わるお棺にお花を手向けられました。お嬢様は、何も言葉を発さず、静かにK様の手を握り、しばらくそのまま見つめておられました。

お別れの時間には、K様が大好きだった福山雅治さんの音楽を流し、最後の出棺時にはカラオケでよく歌っておられたという「いとしのエリー」が流れる中、施設を後にしました。

火葬式というかたちではありましたが、ご家族2名と施設スタッフの皆様に見守られ、涙と笑顔が交錯する、とても温かなお見送りとなりました。

お嬢様はまだ30代と若くしてお母様を見送ることになり、大変お辛いお気持ちだったかと思います。ですが、最期に手を取り合い、静かに想いを伝えられたその姿に、私たちも胸を打たれました。

K様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
そしてご協力くださった施設スタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。